愚痴外来の将軍×行灯推奨のSSブログです。たまに世良×渡海や天ジュノも登場。
No.24
2010/07/22 (Thu) 10:33:30
本日も旦那がいない隙をついて更新(笑)。
この話も季節物なので、今を外すと来年までお蔵入りになるところだった;;
ファイルの中に埋もれ、うっかり忘れてたよ。
まぁ超小話で、行灯先生が乙女っぽい。
それでもOKな方はつづきをどうぞ。
それにしてもいきなり猛暑ですね;;
こまめに水分採らないと、うっかり自宅で倒れそうです。
こんなうっかりは嫌だ!
この話も季節物なので、今を外すと来年までお蔵入りになるところだった;;
ファイルの中に埋もれ、うっかり忘れてたよ。
まぁ超小話で、行灯先生が乙女っぽい。
それでもOKな方はつづきをどうぞ。
それにしてもいきなり猛暑ですね;;
こまめに水分採らないと、うっかり自宅で倒れそうです。
こんなうっかりは嫌だ!
橙色の誘惑
東城大学病院の辺境、愚痴外来の奥の院には珍しく鮮やかな物があった。
「まさかこんな物、もらうとは思わなかったなぁ。」
奥の院の主、田口は困ったように呟いた。
テーブルに置かれているのは季節の鉢物、鬼灯(ほおずき)だ。
ここに来る患者の心情のためにも、投げかけられる厚意は出来る限り受け止めるのが勤めと心得ている。
だから「先生、これをどうぞ。」と言われれば「ありがとうございます。」と頂戴するのが慣例だ。
しかし貢ぎ物の相場はお菓子類と決まっていたので、これを持ち込まれた時は正直困った。
困ったが要りませんとも言えずに、曖昧な笑顔で受け取ってしまったのだった。
鬼灯は美しいオレンジ色の実を揺らす。
鮮やかなそれは田口に少しだけ感傷をもたらす。
「参ったな…この色は出来るだけ避けてたのに。」
目の前の鬼灯を困ったように見つめるが、決して嫌ではない。
オレンジを見ると彼の人を思い出す。
今は遠い北の地で救命に情熱を燃やすあの男を…。
何度も言葉も身体も…そして心も交わしあった彼を。
腐れ縁の友であり、長年の盟友であり。そして恋人でもある彼が北へ旅立って初めて迎える夏。
電話の声とメールだけが頼りの状況に苛立ちや焦り、喪失感がない交ぜになる今日この頃。
いい歳した男が、思春期の乙女でもあるまいし…と自身につっこみを入れたくなる。
しかしオレンジ色を見ると彼を連想してしまうほど、想いが募っているのも事実。
「……ほら、逢いたくなっちゃったじゃないか。」
田口は苦笑しながら鬼灯の実を指で弾いた。
そして……
その週末、田口の姿は北へ向かう空の上にあった。
どうして行灯先生を乙女脳にしてしまったのだろう?書き上げてからノリツッコミをしたくなった一品。
本当ならホオズキ市の頃にUPしたかったのに…うっかりです。
PR
この記事にコメントする
