愚痴外来の将軍×行灯推奨のSSブログです。たまに世良×渡海や天ジュノも登場。
No.285
2011/12/31 (Sat) 22:30:45
今年もあと数時間でお終いですね~。
先ほどやっと自宅のおせちを詰め終わって、すべての業務が終了しましたよ。今年のは力作で、カマボコ以外はすべて作ったんだもんww
そして…
今年も一年ありがとうございました!来年もまた素敵なしょうどんの年にしたいものです。
手始めは3月の春コミ目標で動きたいです。
それから今年最後の更新としてはちょっと締まりませんが、秋のスパークでの無料ペーパーに載せたしょうどんを置いておきます。
それでは皆さま、良いお年をお迎え下さい。
先ほどやっと自宅のおせちを詰め終わって、すべての業務が終了しましたよ。今年のは力作で、カマボコ以外はすべて作ったんだもんww
そして…
今年も一年ありがとうございました!来年もまた素敵なしょうどんの年にしたいものです。
手始めは3月の春コミ目標で動きたいです。
それから今年最後の更新としてはちょっと締まりませんが、秋のスパークでの無料ペーパーに載せたしょうどんを置いておきます。
それでは皆さま、良いお年をお迎え下さい。
いつも君がいた
冬の清しい朝、俺は桜宮を去る。
ここでの最後の夜は田口の部屋で過ごし別れを惜しんだ。そして田口は今、部屋の窓から俺を見下ろしている。
『じゃあな』とだけ言って部屋を出て、田口も『ああ』とだけ返した素っ気ない別れ。でもそれで良かった。余計な事は何ひとつ言わないのが俺達らしいと思う。
でも少しだけ未練で振り返れば、アイツも窓から外を眺めていたのだ。こんな部分は似た者同士らしく、思わず頬が緩んでしまった。
桜宮…青春から今までがすべてあった街。剣道に打ち込み、田口と出逢い、恋をして愛を確かめた街。
すべてにおいて田口が隣にいた。今も昔も変わらず、いつも田口が隣にいた。
しかし今、俺はここを離れなければならない。
後悔は無い。不満も無い。
しかし…愛する者を置いて行く一抹の寂しさは否めない。
それでも、俺は行かねばならないのだ。それが俺が…俺達が選んだ道なのだから。
見上げた窓から田口が顔を出して…静かな笑みを浮かべながら片手を上げた。
その静かだが温かい笑顔を見て、俺も少し笑えたと思う。同じように片手を上げて小声で「じゃあな」と小声で二度目の挨拶をし、くるりと背を向けた。
あの笑顔に何度背中を押された事だろう。何度勇気付けられた事だろう。
そして改めて彼への愛情を再確認した。
ああ、誰に告げようか。この変わらぬ想いを……
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