本日の小話はピンクゾーンど真ん中、R18指定ですのでご注意ください!
しかし……
何だか色気に欠ける指定モノになってしまった;;
なんつーか…説明書っぽい??
表現はガッツリ指定ですが、内容とか情緒(?)の部分がどうも艶に欠ける。
はっきり言えば、イヤンwwな気持ちにならない。
……ような気がします。
もー、ホント、えろ書くのは久し振りなもんで。でもこういうサイトにこーゆー小話が無いのもアレだし。
取りあえずリハビリなので、勘弁してやって下さい;; 首を洗って出直します。
ああ、もっと恥ずかしいくらい甘いのが書きたい。
リアル
セックスの快感は、自分の本性を暴かれる恐怖との紙一重らしい。
熱い あつい アツイ
―――こんな“熱”は他には知らない。
触れるところ、触れられるところ、すべてが火傷しそうだ。
ーーーコワイ…
理性がすべて焼き尽くされ、自分の知らない本能が暴走しそうで怖い。
でも…それが嫌じゃない自分もいる。
千々に乱れる意識の中、手を伸ばした。
すると力強く握り返された。
「―――田口…」
この声と感触だけが現実の証だった。
ベッドの上で互いに裸体をさらけ出し、貪るように身体を絡め合って、夢と現実の狭間を漂う。
速水に名前を呼ばれる度に背筋に得も言われぬ快感が走り抜け、一歩ずつ確実に絶頂に近づく。
首筋から胸にかけて速水が刻んだ紅い印のひとつひとつが甘い疼痛になって田口の欲を一層かき立てた。
速水が田口の胸にまたひとつ紅い華を咲かせ、そのまま硬い小さな突起を口に含めば田口の身体はビクリと跳ねた。
その反応に満足した速水は舌先で突くように刺激を加えた。
「…っ あっ……あぁ」
堪えきれない甘い声が漏れて、その声色に速水の満足げな笑みが零れ、性急に行為を深めていった。
下肢へと手を伸ばして、すでに形を変えて張り詰めている田口の雄をそっと握って先端を親指で擦ってやればすぐに透明な雫が溢れ出してくる。
「やぁ……」
「イヤなのか?」
田口に意地悪く問うても、すっかり息があがっていて声にならない。再度擦り上げると田口は顔をしかめて大きく息をして、シーツをきつく掴みイキそうになるのをかわした。
「我慢するな。イけよ。」
一度愛撫の手を休めて速水は田口に囁いた。
乱れた髪を梳いてやり頬に手を添えてやると、胸を大きく上下させながらうっすらと瞳を開いた。
焦点の合っていない瞳が意外な艶を孕み、速水はぞくりとした。
「…俺、ばっかり……気持ちよくなって……」
田口の中の何かが外れる。たぶんそれは理性が崩れ始めた合図。
田口はおもむろに両手を伸ばし、速水の頭を抱きかかえ囁いた。
「…速水と‥いっしょにイクから……早く………」
速水は完全に溺れていった。
未だ零れる雫で後口を解し、指を1本差し入れた。きつく締まる内壁をゆっくりと指を中で折り曲げるようにして押し広げていけば、田口のすこし苦しげな声が聞こえた。
しかし速水はかまわず中を犯していく。
そして ある一点を指が掠めると
「っああ!」
田口の腰が跳ねた。その部分を何度も突いてやれば髪を振り乱す。
2本、3本と指を増やすと濡れた淫らな音がして、いつしか田口の声も僅かに艶やかになっていた。
速水は指を引き抜くと、一気に田口の中へと自身を押し進めた。
「動くぞ。」
その一言さえも欲情に注がれる媚薬の一滴だ。
田口はぐずぐずに溶かされて、激しい動きにそのまま声をあげてしまった。
奥を突かれ内部を抉られ、気付けば速水に縋り付いて快楽を追っていた。
惚れた相手と身体を重ねる事が、これほどまでに甘美な快感をもたらすことを知ってしまった。
僅かに残った理性が怖がっている。しかし、次第に快感がそれを凌駕していく。
そして…脳髄が痺れて溶けだしてしまいそうな刺激にすべてを委ねた。
田口の雄は今にも弾けそうなくらいに反りかえり、速水自身も田口の中で質量も熱量も限界に近づいていた。
唇を激しく求め合い、舌を貪欲に絡め、互いの髪を掻き乱し……
その中で2人は同時に果てた。
恐怖と快楽。ぎりぎりの攻防戦。
僅差で快楽に持って行かれるあの刺激は恐ろしいと思う。
恐ろしいけれど、何度も求めてしまう。
速水となら…
速水でなければ……得られないから。
スミマセン!逃亡します……!!