酒を呑みながら、愚痴外来萌え話をすること!
きっと美味しい酒が呑めるはずだ!
スミマセン。今、ビールのロング缶を1本空けて、ちょっと気分が良いですw
私も弱くなったもんだ。
昔は夏は会社帰りに呑みに行くと、1杯目のジョッキは一気に3分の2まで呑んだもんだ。
ザル、ウワバミと言われた頃が懐かしい…
呑めない人と暮らし始めると、あっという間に弱くなります。
(旦那は怖いくらいに下戸;;)
さて、ほろ酔い気分で小ネタを一発。
ほろ酔いのくせにシリアスに走ったという、ワケの分からなさ。
クソ真面目な学生将軍です。
う~ん………酒のせいにしてもいいですか?
覚醒
―――目覚めるな。 目覚めるな。
「あれ?速水は?」
田口は教室を見回して友人を捜す。
「どうせまたサボリだろ?なんか用でもあんのか?」
見かけによらず優等生の島津が呆れたように呟いた。事実、速水は自分の専門外の教科に関してはギリギリでしか講義に出ようとしない。
「いや…用ってワケじゃないけど。最近あんまり会わないからさ。」
「そういやそうだな。すずめにもあんまり顔出さんしなぁ。」
「まさかアイツ、病気でもしてひっくり返ってるんじゃ……」
「それなら女どもが黙ってないだろ?看護の輩は引く手あまただ。」
「そうだな。」
などと言いながら笑った。
速水は気まぐれな一面もあるから、またふらりと姿を現すに違いないと思った。
―――目覚めるな。 目覚めるな。
速水は一心不乱に竹刀を振り続ける。
何かを断ち切るように… 身の内から湧き上がる全ての感情を殺すように……
その瞳は恐ろしいほどに真摯で、彼のいる空間は人を寄せ付けぬほど緊迫していた。
速水は自分の感情に気付いた時、咄嗟に「駄目だ」と思った。
倫理や道徳など、そんな上っ面の問題ではない。本能でそう悟った。
田口に惹かれているなんて。
惹かれたのも本能だが、手出ししてはいけないと思ったのもまた本能だった。
自分が田口に手を出せば…アイツは壊れる。
自分はアイツを貪り尽くして、骨の髄までしゃぶり尽くして、身も心も破壊するだろう。
それくらい…狂おしいくらいに田口を欲している自覚があった。
だから……
竹刀を振り続けて念を込める。
―――目覚めるな。
―――どうか目覚めてくれるな。俺の内なる獣よ。
―――お前を心の深淵に縛り付けよう。
―――見ていたいんだ。アイツの笑顔を。
―――壊したくないんだ。アイツの心を。
―――まだ…側にいたいんだ。
だから……
―――どうか目覚めてくれるな。
若さ故の暴走に戦く学生速水。