ついったーお題: 「夕方の廊下」「浮気する」「吐息」
西日差し込む夕方の廊下で、天城は世良を姿を捕らえた。
しかし隣には見慣れない白衣の男がいて、楽しげに談笑している。そして相手の男は別れ際に世良肩先辺りをぽん、と叩いて晴れやかな笑顔で去って行った。
「随分と親しげだったね?」
「あ、天城先生。」
世良は急に声を掛けられ驚いたが、すぐに笑顔になる。
「今のは?」
「サッカー部の先輩です。とてもお世話になった…」
世良に皆まで言わせず、天城は手近な部屋に引っ張り込んだ。
「ちょ…っ、せんせ」
天城は世良を抱きしめ口付けた。
「私の目の前で浮気するとはいい度胸だ。」
熱い口付けから解放された世良は甘い吐息を零したが、身に覚えのない嫌疑を掛けられ困惑する。
「う、浮気って?」
「今の男だ。ジュノの身体に触ったじゃないか。」
「え?」
「しかも君も笑顔を見せすぎだ。そんなにあの男の事が」
「先生、ストップ!」
世良は天城の飛んでもない妄想に待ったを掛ける。
「先生、違います。そんなんじゃありません。」
「しかし…」
埒があかないので世良は強硬手段に出る。天城の頬に両手を添えて自ら口付ける。舌を絡めてもっとと強請るように天城を誘う。もちろんそれを無碍にするような天城ではなかった。二人はたっぷりと時間をかけて唇を貪った。
「…こんなことするの、天城先生だけです。先生が信じてくれないなんて…俺、嫌です。」
しっとりと濡れた唇と寂しそうな瞳の色に天城は嘆息した。
「…分かったよ、降参だ。」
「じゃあ誤解だって分かってくれましたね?」
天城は苦笑しながら頷き世良をまた抱き寄せ、そして耳元で囁く。
「今夜ちゃんと仲直りしよう。お詫びにたくさん可愛がってあげるよ、ジュノ…」
おわれ!
※先に謝ります。ゴメンナサイ!!!
以下の会話文はただのバカップルの胸焼け劇場です。
ついったーでAさんがチョコの話になった時、けしからん二人が脳内に降臨して私に見せつけて行った妄想。
チョコ・天ジュノ
天:「ジュノ、こっちを向いてごらん」
世:「え、何ですか先生?」
(じっと世良の顔を見て)
天:「チョコを食べたね?」
世:「!な、何で?!」
天:「口端に付いてるよ、チョコが」
世:「えっ」
ペロッ……(天城、舌で舐め取る)
世:「~!!せ、せんせっ!」
天:「ふふっ、ごちそうさま。」
チョコ2・天ジュノ
世:「先生、チョコどうぞ」
天:「ああ。」
(皿に乗ったチョコを摘む天城)
天:「あ…」
世:「わ、ちょっと溶けてましたか?すみません。」
天:「いいよ、洗うから。」
世:「…先生、待って。」
ペロッ……(世良、天城の手を取って汚れた指先を舐める)
天:「…積極的なお強請りだね?」
世:「…嫌い、ですか?」
天:「まさか。待ったは聞かないよ?」
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