なんてぶつぶつ言ってると本当に暑いね;; 心頭滅却しても暑いもんは暑い。とても悟りは開けない凡人愚民です。
そんなことはさておき。
本日の更新は学生しょうどん。しかもがっつりR18になりましたw
浴衣+お外ぷれい……
このコンセプトだと社会人(?)でもよかったけど、たぶん学生の方が勢い余ってこうなる確率は高かろうと思い若かりし頃にしました。
いわゆる若さ故の過ち的な…?(笑)
ってことで。
以下にある小説はその手のシーン満載なのでR18とします。18歳に満たないお嬢さんはダメですw
どんなにヘッポコでもえろは大人になってから。
諸注意OKな方は以下からどうぞ。
真夏の熱
「ったぁ…」
「しょうがないなぁ、行灯は…」
速水は溜め息をついて、充分に湿らせたハンカチを使った。
今日は地元の夏祭り。一応島津と彦根にも声を掛けたのだが、生憎都合ががつかず図らずも二人きりで出掛けることになった。
たまには雰囲気を出そうと引っ張りだして来たのが浴衣だ。和装に関しては着慣れた速水。田口の着付けも当然手掛けてやった。さすがに下駄はないので足元はビーチサンダルで誤魔化した。
ところが、田口は祭りの雑踏で何かに躓き親指の爪を負傷してしまった。大きく割れてしまった訳ではないが、歩くと地味に痛い。
仕方なく近道をして帰ろうと通ったのが蓮っぱ通り。そこまで来て田口の足が悲鳴を上げ始めたので、人気のないビルの間の路地に入った。お誂え向きにベンチ代わりになる木箱が置いてあり、田口を腰掛けさせて爪先を見れば出血していて、速水は先ほど濡らしておいたハンカチをあてがった。
「ったく、どんくせぇな。」
「仕方ないだろ。」
プイッと顔を背ける田口がちょっと小憎らしくて、速水は彼の足元に屈んでわざと濡れたハンカチを絞って傷口に水をかけた。
「っ!!ったいっ!」
「そりゃしょうがないな、最低限の消毒だ。」
涼しい顔で患部の血を拭き取った。
―――足先…意外とキレイだよな。
そんな風に思いながら彼の顔を見上げれば悪戯に拗ねた表情。
そんな顔をされるともっと悪戯がしたくなる。
速水は顔を伏せると田口に聞こえないように、クスリと小さな笑いを零した。そして傷付いた足をそっと持つと…
……ぴちゃ ぴちゃ…
速水は跪いたまま、患部を舐めていた。
「!? は、速水っ!!」
田口は咄嗟に足を引こうとしたが、速水の引き寄せる力の方が強かった。爪先から足指の間を這う生暖かく軟らかい感触がくすぐったいような、そうでないような…。
「なに、やってんだっ!汚い!」
「…大丈夫、よく拭いたし……これも消毒だな?」
そう言って上げられた顔は口端だけが笑っていて…目は笑っていない。田口は一瞬息を飲む。
速水はもう一度顔を伏せると、今度は親指ごと口に含んだ。
「…っ……」
口の中で舌が親指を舐って、田口は爪先から寄せる妖しい感触に耐えた。
四肢の先端部というものは敏感らしく、いつもとは違う感覚が鋭く田口を攻めた。
「……ん…」
爪先を舐めながら速水の手が、ふくらはぎから内膝あたりを愛撫するとさっきの抗議とは裏腹な甘い溜め息混じりの声が聞こえた。
速水が見上げると、目をぎゅっと瞑ってでも上半身の力が抜けて壁に寄りかかっている田口のだらしない姿が見える。それがまた扇情的で速水の欲をそそった。
さする手を更に先に進める。膝から内腿へ…そして足の付け根。
田口の身体がびくっとして、腰が動く。嫌がらないのを良いことに、そっと中心を触れば緩く反応している田口の雄。速水は笑みを濃くして行為を進めた。
前裾と足を大胆に開かせ、身体を割り入れる。
親指から離した唇を足首からどんどん上へと滑らせ内腿に赤い印をいくつか刻む。
日に焼けていない肌に淫らな刻印。堪らなく淫靡な眺めだ。
「…は、やみ……」
不安そうな呼び掛けに、速水は耳元で囁きかける。
「…シたい。」
と一言。
「え…」
怯えの色が濃い田口の答えなど聞くはずもなく、拒否の言葉は速水の唇で閉ざされた。
「ん…はぁ……」
くちゅくちゅと淫らな水音が薄暗い路地に響き、それが二人の脳内を犯していく。一度唇を離せば銀糸が名残惜しそうに二人を繋ぐ。
この熱を止める術など二人には無かった。
再び舌を深く絡ませて互いの口内を貪るように犯す。
速水は田口の袷を軽く広げて手を差し込み、胸の突起を探り当てると転がすように刺激した。
「んっ‥ふぁっ…」
絡めた舌の隙間から声が漏れる。その身を駆け抜ける快感に、田口は無意識の内に腰を速水の太腿に擦りつける。
「行灯…やらしい……」
わざと言えば田口ははっとなって自分の行為に気付き、真っ赤になって顔を背けた。
速水は小さく笑いながら手を中心に伸ばすと、硬く育った雄が下着を濡らして刺激を待ち侘びていた。
このままでは浴衣が汚れ、帰るに帰れなくなってしまう。
まずは濡れた下着を脱がしてしまう。衣擦れに思わず田口は「う…」と色めいた声を上げる。
「悪い、一度立てるか?」
快感で足腰に力の入らない田口は、それでもフラフラと立ち上がりビルの壁に自堕落に寄りかかる。着崩れた浴衣から見える足や胸の白さに、速水は想像以上の艶を感じて己の欲望が高まるのを覚えた。
茫洋とする田口を引き寄せ、座っていた木箱に手を付かせ尻を高く上げさせると浴衣の裾をめくり上げ、下肢を露わにさせた。白く締まった双丘が速水の目の前に差し出される格好だ。
「やっ!はや、みっ…」
あまりにもの恥ずかしい体勢に、田口は泣きそうになって振り向くがそれさえも扇情的だ。速水は答えることなく双丘を割ると、受け入れる蕾に田口の吐き出す蜜を擦り込む。
「!…んっあっ!!」
思わず上げられた高い声を、速水は慌てて咎める。
「声、おさえろ。…通りに聞こえる。」
本当ならよがり声をたっぷりと堪能したいところだが、ここは外。妖しい声に路地を覗かれたらお終いだ。
田口もその事実に気付き、快感の声を必死に堪えるが時折小さく漏れてしまう。しかしその罪悪感がまた媚薬となって快感を高める。
耐えられないように腕がガクガクと震え、身体が沈みそうになってしまうがそれが更に速水に尻を差し出す形になって、強請っているみたいになっている事に気付いていない。
じっくり嬲れば、頑なな蕾も解れ指先を少しだけ差し込んで見る。その感触に一瞬ぴくりと震える下肢。
「…ゆ‥びぃ ダ・メ……」
切ない小声に
「ダメじゃないだろ?ここ、すごく喜んでるぜ?…ほら、コッチも」
そう言って田口の雄を握れば、すっかり起立して透明な蜜がしとどに零れていた。それを扱いてやると熱い吐息を吐きながら田口は腰を揺らめかす。
「はぁ…あつ‥い…」
譫言のように呟き、指を埋めた蕾も熱い収縮を繰り返す。
「欲しい?」
と一言だけ聞けば
「んっ…ぁ……」
と苦しそうに喘ぎ…小さく頷いた。
再度体勢を変えて、今度は速水が木箱に腰掛け田口を膝に乗せる。
速水も裾を上げ下着を下ろすと、自分の雄を解放してやる。硬く勃つそれを見て田口は切ない吐息を漏らす。
「…自分で…挿れてみろよ。」
いくら解したとはいえ、この姿勢ではなかなか難しくもどかしい。
速水は手を添えて田口を誘導して…一気に中に押し入った。
「あああっ!」
その衝撃に出てしまった声。田口は慌てて口を手で押さえ速水にしがみついた。密着することによって更に速水の雄が深く貫き、全身が戦慄いた。
「キツッ…た‥ぐち 力抜け… そう、息を吐いて……」
速水を締め付けるだけだった田口の内壁が呼吸と共に包み込むだけになり、やがて更なる奥へと呼び込もうと蠢動し始める。
こうなれば速水も我慢など出来るはずもなく、突き上げるように腰を動かす。
田口の方も最奥までねじ込まれては何度も突き上げられ喜びと快楽が全身を犯す。
「んっ‥んっ…んぁあ‥」
声を殺しながら自らも腰を振って、己の雄を扱く。
薄暗い路地に木箱に軋む音とくぐもった荒い息遣い。
誰かに気付かれるかも知れないというスリルさえ、今の二人には刺激的だ。
「は…や、み も、ダメ…」
「ん…俺、も」
「キ、ス… 声‥押さえ…らんな・い」
頭を押さえて深く深く舌を絡め、呼吸さえも奪い取るかのように口付け激しく腰を打ち付ければ田口の身体が一瞬硬直して短く痙攣し、吐精した。僅かに遅れて速水も中に熱い精を放ち果てた。
「行灯…平気?」
ざっと始末をして、田口の着崩れた浴衣を見られる程度に直すがぐったりとして腰が上がらない。
「さ、帰るか?」
「…立てない。足も腰も痛い…」
先ほどまでの艶姿はどこへやら、膨れっ面で速水の顔を見ようともしない。顔を見ないのは怒っているからだけではないようだけれど…。
「ふうん…なら姫だっこで家まで帰ってもいいぜ。」
速水はそう言って、すぐさま田口を抱きかかえた。
「やめっ!おろせよ、恥ずかしいっ!!」
「だって立てない、動けないって言ったのはお前だぞ。それならこうして帰るしかないだろ?」
「わかった!意地でも歩いて帰ってやるっ!!」
田口がそう叫んで足をばたつかせて危ないので、速水は仕方なく下ろしてやった。
そしてその耳に告げる言葉は…
「今夜はもっと可愛がってやるよ。―――夜はまだまだこれからだぜ?」
田口は恥ずかしくて取りあえず「ばぁ~か」と抗議すると、速水からりと爽やかに笑って膨れた頬に子供のようなキスを落とした。
おしまい
結局ヤッるだけのしょうどん。愛はるんですよ。