今朝は4時起床。で、今日も1日外出なので隙を見て小ネタをUPです。
先日間に合わないとほざいていた節分超小ネタ。
やっとポメラから移植出来ました。時期は外しましたが…貧乏性なので、出せるモノは出します(笑)。
あ、下ネタ警報発令なのでご注意下さい。
では以下からどうぞw
拍手パチパチもありがとうございますw
恵方巻き
夕方に時間が空いたので、速水はそそくさと愚痴外来へと足を運んだ。
すると見慣れぬ光景に出くわした。
「あれ、コーヒーじゃないのか?」
田口がいつものカップに湯を注いでいるが、コーヒーの香りがしない。
「今日は緑茶のティーバッグ。寿司にコーヒーは合わないだろ。」
と言われた。
確かにテーブルの上にはパックに入った太巻き寿司が置かれていた。よく見ると切られておらず、かぶりつくしかなさそうだ。
「晩飯にはまだ早いんじゃないか?」
「今日はバタバタしてて、昼飯を食い損ねたんだ。さすがに菓子じゃ保たなかった。」
「それにしても食い辛そうな太巻きだな?」
「ああ、『恵方巻き』だからな。晩飯にはちょうど良いから買ってみたんだ。」
ここ数年で全国区に知れ渡った恵方巻きは速水も何となく知っていた。
「恵方巻きって、どっかの方角向いて一気食いするヤツだろ。」
「一気じゃなくても喋らなければいいんじゃないか?」
あやふやな知識だが流行物などそんな物だろう。
「まぁ、ただの食事だからな。あんまり気にしないさ。」と言って、田口は大きく口を開けてパクリと太巻きを頬ばった。
速水はその光景を何となく見つめた。
田口が太巻きを咥えてもぐもぐと口を動かす。
それなりの太さがあるので、たまにちょっとした渋面になりながら頬ばる。
―――…やべぇ。
速水はその食事風景を卑猥な妄想にすり替えてしまった。
―――行灯がフェラしてくれたのっていつだったっけ。
このところすれ違いの生活が多くて、ヤるどころではない。暇を見つけて顔を見るのが精一杯だ。(キスくらいはするが…)
一度妄想に火がつくと、勢いは止まらない。
(以下、速水の妄想)
「やっ…む、り……」
「無理じゃねぇよ。ほら……」
俺は半ば強引に田口の口に、自分の起立したモノを咥えさせた。
「ん…ふぁ……」
涙目になって田口は俺のモノを頬ばって、舌先で裏を舐める。しばらくすると夢中になって、いやらしい水音を立ててしゃぶった。
「た、ぐち…っ」
気持ちよくなって名前を呼べば、股間から上目づかいで俺を見た。それがまた壮絶に卑猥で、下半身が大きく疼く。
速水がそんないかがわしい妄想に浸っているなんて欠片も思っていない田口は、太巻きを食べ続ける。
しばらくしてもう一口食べ、噛みちぎったところで……
「…って!」
何故か速水が小さく声を上げ、下腹を押さえてテーブルに突っ伏していた。
「? どうかしたか?」
「……い、や 何でもな、い。」
田口は首を傾げて速水を見るが、一向に動かないのでそのまま放置して食事を続けた。
声が若干掠れて震えていたのは、きっと気のせいだろう。
後日速水から『棒状の食べ物禁止令』を言い渡された田口は、まったく訳が分からなかった。
おわれ!
いくら将軍でも太巻きほど太くはないと…;; もしそんなだったら、行灯壊れます。