『一発芸』→『天ジュノ』
潔く認めることにしました。世良渡海だって好きだけど…天城の毒に冒されました。
で、今日の更新がさっそくの天ジュノ。
しかも成人指定です。最近どーしちゃったんでしょうね、ワタシ……
てことで、またまた注意書き。
今回の更新SSはR18になります。どんなに短くヘッポコでもR18指定です!
18歳未満のお嬢さん方は読んじゃダメです。
以下、覚悟の上でどうぞ。
ツイッターお題 『夜の車内・頭を撫でる・汗』
人気のない夜の海岸沿いのパーキング。その片隅に一台の派手な車が止まっている。
白昼ならば誰もが振り返る車だが、明かりのない深夜のパーキングではまったく目立たない。中で何が行われていても誰も気付きもしない……
「…っ、せん、せっ」
世良は切ない声を上げて自分の股間に顔を埋める男に訴える。
夜の車内は淫靡な空気で満たされていた。世良をよがらせているのはもちろん天城。夜のドライブ途中でイタズラ心を起こして、世良を欲情に誘い堕とした。
助手席のシートを最大限に下げて少し倒し、世良にのし掛かりキスで煽るだけ煽れば、世良自ら股間を天城の太股に擦り付けて来た。硬く窮屈そうなソコにそっと手をやると甘く震える吐息が零れた。
「ジュノ…」
低く甘い声で囁き、天城が世良の頭をそっと撫でて笑いかける。それは甘い甘い堕天使の微笑みだ。天城は身体を下へとずらし世良の前をくつろげ、すでに濡れそぼる欲望を口に含んだ。
「せん、せっ!そん…な!」
世良が身体をずらそうにも狭い車内では逃げも打てない。結局はいいようにあしらわれて快楽に身を委ねて…抑えながらも声を上げてしまう。天城は堪える世良の表情を、攻めながら上目遣いで楽しんだ。
生温かく柔らかい舌と粘膜が世良の欲望に絡みつく。時にはそっと舐められ、時には強く吸われて。下半身の力が抜けて天城にされるがままだ。舌先で先端部をちろりと舐められると「あぁっ!」と声を上げそうになるが、車内とは言え屋外には変わらない。必死になって腕で口元を隠すように押さえる。それが天城の嗜虐心を煽っているとは気付きもしない。
「も、……イき、た、い……」
世良の息が上がって来て、欲望もすぐに弾けそうだ。その辛くも恥じらう姿が壮絶な艶を醸しだし、天城が満足に微笑みそっと世良の腰骨を撫でると倒したシートの上で身体が小さく跳ねた。
「ジュノ…蹴るなよ?」
そう言って天城は投げ出された世良の両足を折ってシートに上げる。
「っ! なっ!」
そして折られた足を天城は両側にぐっと開けば、M字開脚になって世良の恥ずかしい部分が露呈された。
「ヤダッ!や、めてくだ」
世良の抗議は天城の巧みなキスで封じられる。意識が蕩けきったところで再度屈み、天城は蜜を流す欲を含んだ。
「はっ はっ あぁ……」
世良の喘ぎが意味を成さなくなり、快感だけを追っている。天城も世良の足首を押さえつけながら、巧みな舌使いで追い上げて。
「あっ も、で…るっ!」
腰がビクビクと痙攣して世良が達した。放たれた精を天城は口腔で受け止めてすべて飲み干し、その様子を世良は茫洋としながら眺めていた。視線が絡んだ時、天城は口端の残滓を舌先でぺろりと舐め上げる。綺麗な顔立ちのその仕草が卑猥で、世良の心拍がまた上がった。
「…良かったかい、ジュノ?」
汗で額に張り付いた世良の前髪をかき上げ、そこに軽いキスする。
「こんな場所で…恥ずかしいね。」
わざと責める言葉を囁くと、何とも切なく困ったような瞳を返されて天城は苦笑した。
「くくっ…解ってるよ。仕掛けたのは私だ。」
そう言って頬を撫でると、世良がふわりと笑った。その無邪気な笑顔に天城はちょっとだけ目を見張り、すぐに微笑みを返した。
「さ、もう帰ろうか。早く帰って…もっと可愛がってあげるから……」
天城の車は深夜の闇を切り裂くように、優雅に走り始めた。
おわり
精一杯、第2弾;; もう恥ずかしい!探さないで下さい(逃亡!)